当院にはさまざまな症状でお悩みの患者さまにご来院いただきますが、中にはその症状がひどく、お口の中全体を診ながら治療を進めなければならないケースがあります。
また、症状が重すぎて他院で治療を断られた方や、いろいろな歯科医院をたらい回しにされた挙句、適切な治療が受けられなかった方もいらっしゃいます。そのような方は、歯科医院自体を信頼していない場合がほとんどです。
そのため当院では、特に重度の症状の患者さまとは密にコミュニケーションをとり、当院の診療方針をご説明することから始めます。そして、まずは一人ひとりに合った治療提案書を作成し、治療の方向性をしっかりとお伝えします。
治療提案書の重要性
歯科治療とは、非可逆的なものです。つまり、一度治療を行えば、もう元に戻すことができません。そのため、治療を行う前に綿密な計画を立て、患者さまにご納得していただくことがとても重要だと考えております。
たとえばご自宅を改装する場合、リフォームにするのか全面的に建て替えるのか、はたまた突貫工事でできるだけ費用を抑えるのか、さまざまな選択肢があると思います。歯科治療も同様に、選択肢は1つではないのです。
まずは診査・診断を行います
正しい選択肢をご用意し、ご納得いただける治療提案書をお作りするには、正確な診査・診断が欠かせません。自宅の改装でも、どのような工事になるにせよ大工さんがきちんとメジャーで寸法を測り、現在の状態を正確に把握することから工事はスタートします。同じように、患者さまの現在の状態を正確に診査・診断することが大切なのです。
しっかりと診査・診断をしたのち、改めて後日、治療提案書をお渡しします。その際、可能な場合は見積りもお見せします。治療内容だけでなく、費用面も考慮しながら最善の治療を一緒に考えましょう。
<主な診査内容>
●歯型取り
●口腔内写真の撮影
●ディグマを使ったあごの動きのチェック
●フェイスボウトランスファーを使った咬み合わせのチェック