当院では、お子さまだからといって、本人に病状の説明をせずに治療をしていいとは思っていません。何よりも大切なのは、お子さま自身が「歯医者さんで治療を受けなければならない」ということを理解し、積極的に治療に臨める態勢を作ることだと考えています。
病状の説明
保護者さまには、お子さまへの病状説明をお願いしています。保護者さまの口から「虫歯は放っておいても勝手には治らない」「歯医者さんと患者さまとお母さま、そのみんなが協力しなければ虫歯は治せない」「○○ちゃんが悪いのではなく、○○ちゃんのお口の中にいるバイキンが悪いんだよ」と伝えることが、診療に必要な絆を作ると考えています。もちろん、どのように説明をしたらよいかのアドバイスはさせていただきます。
嘘をつかない
当院では「痛くない」とは言いません。お子さまが痛みを感じたときに「嘘をつかれた」と思い、信頼関係を損なってしまうからです。
「少しだけ大変かもしれない」と言われた治療をクリアしたとき、お子さまには達成感が生まれます。そして歯科医院での治療に前向きな感覚を抱き、お口の健康を積極的に守ろうという意識が芽生えていくのなら、それこそ当院が目指す小児歯科治療です。