舌苔(ぜったい)

舌苔(ぜったい)舌の表面をよく見ると、ぽつぽつとした細かい突起が見られます。これは乳頭と呼ばれる部分で、茸状乳頭や糸状乳頭など、形によってそれぞれ名前が付けられています。そのうち、糸状乳頭に食べかすや細菌が付着した状態が舌苔です。

全身の機能が正常なときは、舌苔はほとんど見られず、わずかに舌が白くなったように見える程度です。胃潰瘍などで消化器官が弱ってくると、舌苔は次第に増えていきます。逆に、舌苔がまったく見られないのも異常で、栄養失調や脱水症状のときに起こります。

舌苔の色も判断材料の1つです。舌苔は、体温が高くなると黄色く変化し、熱が治まるにつれて黄色が薄くなっていきます。感染症や毒素刺激などを受けると、糸状乳頭が増殖しすぎて黒い舌苔が出てくることがあります。

舌苔が地図状にまだらになっているときは、全身の状態も不安定です。この地図状舌は気管支喘息やアレルギーの方に多く、ストレスによっても地図状舌になることがあります。

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