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2014年8月26日

義歯(入れ歯)は毎日手入れしていますか?

手入れをしないと、カビが生えるかもしれません。細菌やカビなどがついたままの義歯を使っていると、歯ぐきが腫れるだけでなく、口内炎や潰瘍の原因になります。さらに、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあるんです。

義歯の汚れは長く放置すると、とれにくくなります。毎食後と就寝前には義歯をはずし、歯ブラシや義歯用ブラシを使って汚れをこまめに落としましょう。

義歯用の洗浄剤につけておくと、より効果的です。熱湯は義歯が変形するので避けてください。

また、義歯は落とすと割れたり、クラスプ(針金)が変形して合わなくなったりします。手入れをする時は、タオルの上、もしくは洗面器に水を張るなどして行うとよいでしょう。


2014年8月20日

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妊娠中は胎児への影響を心配して通常の治療をためらうことがありますので一般的な注意点をお知らせします。

1)検査:
腹部のCTスキャン、大腸のレントゲン検査は、必要ならまず産科主治医に、ご相談下さい。超音波検査は可能です。MRI検査は妊娠12週以降まず安全とされています。

2)抗生物質:
セフェム系が第一選択で、ペニシリン系、マクロライド系も安全です。ニューキノロン系は禁忌です。

3)鎮痛消炎剤:
いわゆるNSAIDSは特に妊娠中期以降は好ましくありません。初期の使用に関しても、効き目はやや弱いですが、一般名:アセトアミノフェン(製品名:カロナール、ナパなど)が安全です。

4)局所麻酔:
歯科治療でよく行われますが、可能です。妊婦とその他の人を特に区別する必要はなく、一般的な注意で可能です。

5)レントゲン撮影:
妊 娠初期の器官形成期(胎児の発育初期で、奇形が起こりうる時期)でも、通常の単純撮影であれば、奇形発生の危険な線量(閲値といいます)を越えることはま ずありません。腹部が照射野でなければ、胎児の被爆線量はほぼゼロです。ゆえに、肺炎が疑われるときの胸部単純撮影、歯科の顎のレントゲン撮影、整形外科 での手足のレントゲン撮影などは心配ありません。心理的には、お腹を隠す鉛入りの重いエプロンがあればいいかと思います。造影検査やCTスキャンは、先に 相談してください。

以上よく質問される事柄についてとりあげました。不安な事があれば産婦人科主治医と担当する医療機関に十分御相談して治療を安心して行ってください。

2014年8月12日

口腔外科を専門とする医院では必ずといっていいほど患者様からご相談を受ける疾患です。舌側縁部の表面にWaldeyer咽喉論の一環として、リンパ組織が存在します。この組織が言わば異所性に存在した時にこれを舌扁桃といいます。

頻度としては小児には発症なく、20才頃から見られ、主訴となるのは中年の女性に多いです。症状は無痛性で舌の側縁の後方に対称性に認められます。米粒大から大豆大くらいの大きさで2~3個、結節状になっている事が多いです。色は暗赤色で球状に盛り上がっている事が多いため、舌癌と思われる患者様が多いです。

治療方法は舌扁桃のある部分は舌癌の好発部位でもある事から慎重に診断しなくてはいけません。

専門医による診断が確実なら無害なものですから放置しても大丈夫です。神経質な方の場合には組織検査を行なう場合もあります。

ご自分で判断しないで、専門医に相談してみてはいかがでしょうか?

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2014年8月 4日

この疾患も患者様から相談を受ける事がしばしばあります。
上あごの中央部や下あごの犬歯の後ろ辺りに半球状に隆起した硬いものを触知します。
症状は痛みなく、多くは左右対称性ですが、歯ぎしりや噛み締めの強い方には徐々に大きくなる傾向があります。

治療の必要性はありませんが、入れ歯を入れられる方には、その部分は粘膜の厚みが薄い為、痛みがある場合は患者様と相談の上で切除することもあります。

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医療法人内藤会 ないとう歯科クリニック 理事長/院長 髙橋 夏輝

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