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2014年8月12日

口腔外科を専門とする医院では必ずといっていいほど患者様からご相談を受ける疾患です。舌側縁部の表面にWaldeyer咽喉論の一環として、リンパ組織が存在します。この組織が言わば異所性に存在した時にこれを舌扁桃といいます。

頻度としては小児には発症なく、20才頃から見られ、主訴となるのは中年の女性に多いです。症状は無痛性で舌の側縁の後方に対称性に認められます。米粒大から大豆大くらいの大きさで2~3個、結節状になっている事が多いです。色は暗赤色で球状に盛り上がっている事が多いため、舌癌と思われる患者様が多いです。

治療方法は舌扁桃のある部分は舌癌の好発部位でもある事から慎重に診断しなくてはいけません。

専門医による診断が確実なら無害なものですから放置しても大丈夫です。神経質な方の場合には組織検査を行なう場合もあります。

ご自分で判断しないで、専門医に相談してみてはいかがでしょうか?

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医療法人内藤会 ないとう歯科クリニック 理事長/院長 髙橋 夏輝

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院長 髙橋 夏輝

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