気になる口臭は歯周病のサイン?
こんにちは。
加古川市の歯科医院、ないとう歯科クリニックのスタッフです。
お口のにおいにはいくつか原因があり、朝起きた時に感じる口臭や緊張した時に感じる口
臭は一時的なもので、歯磨きをすると落ち着くことが多いです。
ただし、いつも口臭が気になる場合には歯周病の可能性があります。
そこで今回は、歯周病で口臭が発生する原因についてお話しします。
【歯周病菌が毒素を排出する】
歯周病菌は、汚れに含まれるたんぱく質を分解する時に毒素を排出します。
このたんぱく質を分解する時にメチルメルカプタンと呼ばれるガスを発生し、そのにおいが口臭につながります。
この臭いが出ないようにするためには、歯周病菌を減らすこととお口の中に汚れを残さないことが大切です。そのため、毎日のセルフケアと定期的な検診でお口の中をキレイに保ちましょう。
【歯周ポケットが深くなるとにおいが強くなる】
歯周病が悪化すると、歯周ポケットが深くなっていきます。
そうすると、歯周病菌は酸素が少ない状態を好むため、歯周病菌が増殖しやすい環境になってしまいます。
また、汚れが落としにくい部分のため、汚れがたまりやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。
この悪循環にならないようにするためには、歯ぐきの境目に汚れをためないことです。
歯垢の段階では、歯ブラシで落とすことができますが、2~3日で少しずつ石灰化をして2週間程度で歯石になってしまいます。
歯石になると歯ブラシで落とすことはできず、歯科医院のクリーニングで除去する必要があります。
【重度の歯周病になると口臭が悪化する】
重度の歯周病になると、歯ぐきから膿が出ることがあります。
これは、根の先まで炎症が広がり、膿の袋を形成して膿出てくるためです。
膿や出血は強い口臭の原因になりますし、この段階はかなり歯周病が進行しています。
早めに歯科医院を受診して治療を開始しましょう。
常に口臭を感じている場合には歯周病やむし歯の悪化の可能性が高くなります。
早めに受診して清潔なお口の環境を整えましょう。
【ないとう歯科クリニック】では、歯周病やむし歯の治療にも力を入れており、患者さまに寄り添った治療を心掛けています。お口のにおいが気になる方はお気軽にご相談ください。