3DSでウイルス感染予防を
こんにちは。加古川市の歯科医院、ないとう歯科クリニックのスタッフです。
新型コロナウイルス感染予防で、口腔ケアが注目されています。
口腔内細菌はウイルスの増殖を手伝ってしまい、また口腔内が不潔だと感染症にかかりやすく、肺炎の重症化リスクが高くなります。
そのため、歯磨き・うがい・舌磨きに加えて、ご自宅で手軽にできる感染予防として「3DS」がお勧めです。
3DSとは、デンタルドラッグデリバリーシステムの略で、薬剤をマウスピースに入れて装着する方法です。歯磨きで除去できない細菌を3DSで殺菌するという考え方です。
【3DSの効果】
・むし歯菌や歯周病菌の殺菌
・全身疾患の原因とされている歯原性菌血症を予防
口腔内細菌が血管から侵入し全身へ影響を及ぼす
・肺炎の重症化予防
【方法】
①クリーニング(歯垢・歯石の除去)
②上下の歯型とり
③3DSトレー完成時使用方法や注意事項のご説明
④ご自宅でブラッシング後、3DSトレーにジェルコートFを注入し5~15分間装着(週2~3回)
⑤3DSトレーを外し、ブラッシングでジェルを取り除く
3DSに入れる薬剤でお勧めなのは「ジェルコートF」です。ジェルコートFは、むし歯の発生および進行・歯周炎(歯槽膿漏)・歯肉炎の予防、口臭の防止に効果がある歯磨きジェルです。ジェルコートFに含まれる殺菌成分が原因となる細菌を殺菌し、むし歯・歯周病のリスクを排除します。
3DSトレーの中に入れる薬剤は、知覚過敏が気になる方は知覚過敏予防のジェル、口腔乾燥が気になる方は保湿剤を入れることが可能なので、どれが適しているかはスタッフにご相談ください。